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   洗心寮様①

洗心寮 報道関係資料掲載 「あさがおレオクラブの寮生たちの取組み」

登録番号1898  車椅子台数番号 1695号

平成19年12月31日

前略、年の瀬を迎え今年も残りわずかとなりました。環公害連絡協議会様には今年は特にお世話になりました。
夏には毎日、缶が届き集計が大変ではなかったかと思います。

さて、12月16日に無事に車椅子の寄贈式も終わり、報道関係からも多く取材があり、多くの皆様からの支えがあり、ここまでこぎ付けたのではないかと考えております。

さて、年末の忙しさからも開放しつつ遅くなりましたが、本日、今年一年間取材を受けました資料をお送り致します。
合掌
調 誠学

あさがおレオクラブアルミ缶を集め車椅子に交換の歩み

 本日、337-C地区福島ガバナー様をはじめ地区役員の皆様、地域関係の皆様のご臨席を賜りこうしてあさがおレオクラブ車椅子寄贈式が開催できましたこと深く感謝申し上げます。

   さて、アルミ缶を800キロ集め車椅子に交換、簡単に一言では言えますが800キロ達成には山あり谷あり大きな壁にぶつかり、辞めようと言う声もありましたがお陰さまでこうして寄贈式が出来た事。あさがおレオクラブ会員一同、嬉しく思います。
またこのような大切な式でこのような時間を頂くこと不慣れな点はご了承頂ければと思います。これから先あさがおレオクラブのアルミ缶を集め車椅子への交換の歩み、経緯をパワーポイントを使いながら話を進めさせて頂きます。

1996年6月23日、基山町に新しい種がまかれました。それは、私たちあさがおレオクラブの誕生です。

   鳥栖ライオンズクラブの皆様より「ボランティアクラブを創ってみないか?」と言うさそいがあり、名前はあさがお、夏の朝かわいらしい花をさかせる、あさがおの花のように、すがすがしい気持ちで奉仕活動をしよう。

皆一敦団結、あさがおレオクラブが結成されました。
   あさがおレオクラブが出来て7年目、ゴミ拾いをしているとある新聞者の方が来られ取材があり、その年一年間のホットな話題を集めた〈きらめきっこ大賞 善行部門〉 において賞を頂く事が出来ました。
その年の11月には平成14年度善 行青少年内閣官房長官表彰を頂く事もできました。この賞は今回の私たちの活動のアルミ缶集めの発端となりました。

地元宮浦地区の皆さまより温かい激励の集いを基山町町民会館でして頂き、温かいおもてなしを頂いた事、昨日のように思い出します。宮浦地区の皆様のおもてなしに何か恩返しと思い、はじめたのがプ ルタブ集めです。
毎月一回のごみ拾いの奉仕活動で出る缶のプルタブを貯め集めはじめ、基山町内スーパーにも回収ボックスをおかしてもらいました。貯めて何処にどうすればよいか、インターネットで調べていたら大阪市にある、環公害防止連絡協議会様と出会いました。
環公害防止連絡協議会様は今、2416団体が加入24万人の方が賛同、協力されいて、今までに1674台の車椅子を全国のあらゆる施設、個人へ寄贈されている事を知り、また、着払いで送れ、800キロになると車椅子と交換してもらえる事が決めてとなり環公害防止連絡協議会様にプルタブを送りました。

   そこで新たな問題がそれは何とプルタブをその時大きな箱に詰めれるだけ詰めて送ったら20キロ程送りましたが何と報告書が届くと目が飛び出るほどのな・・・・・・なんと20キロあったのに着払い料を引かれたら7キロしかなりませんでした。

うそでしょう~。もうこんなに13キロも着払いでひかれるなら、「あんなに頑張ったのに~。」「やめたほうが。」との声もありましたが、環公害防止連絡協議会に連絡をいれると間違いはないとただヤマト宅急便しか着払い600円は出来ません。
私たちの認識不足で、ヤマト運輸のクロネコヤマト宅急便とは縦横高さの3辺が160cm以内で25キ。以内の物をヤマト宅急便といい。そのシステムを環公害防止連絡協議会様とヤマト運輸様が共同で全国均一で600円にする提携を結んでおられプルタブだけでなくアルミ缶も送れば計量し貯蓄できる事を教えて頂きました。

   アルミ缶も計量してくれるなら大丈夫、プルタブより簡単に集められる。ならばと昨年11月26日にあさがおレオクラブ結成10周年記念式典を行い、10周年記念の目標に私が提案し私の任期の今年の7月までに800キロ集めて車椅子に変えてやるとの決心をし目標を立てました。

その目標は立てたもののどうすればいいのだろう、そんな不安いいえ、やってやるの気持ちで会員を引っ張っていると宮浦の木原区長さんから地元宮浦地区の皆様に声をかけて頂き「洗心寮のあさがおレオクラブがアルミ缶集めしよるけんいつもは1本しか飲みよらんけどこの頃缶ビール2本飲みだしたら夫婦喧嘩たい。」と笑いながらアルミ缶を袋いっぱい持って来て頂いたおじさんもいました。
内山建設の会長さんには宮浦のお祭りの時、今日出た空き缶はあさがおレオクラブに全部やらんばと言って頂きました。その声すごく嬉しかったです。
隣の坂口さんからは毎日暑いのに頑張りよるねとアルミ缶と一緒にお菓子を持って来て下さった事もありました。

そしてなにより報道の方との出会いは私のやる気をいっそう震えたたせてくれました。各報道の方々がそれぞれの時、それぞれの所で取材をしてくれました。
最初はちょっぴり恥ずかしさがあり遠慮しつつ取材を受けましたが、私たちの心と気持ち、思いが報道の方々と一体となり各取材の記載して頂いた報道は、見たり聞いたりされた基山町民の方だけではなく、みやき町三根校区の民生委員の方にもアルミ缶頂いたり町内外の方がアルミ缶を届けてくれるようになりました。
そしてJ2サガン鳥栖、鳥栖スタジアムで出る空き缶回収の運び、そして連合佐賀東部の皆様からは空き缶潰し機の寄贈も受けました。こんなになるまでになったのも私たちの思いを届けて頂きました関係報道の方々のおかげです。こんな所ではありますが感謝の言葉を述べます。「ありがとうございます。」

   さて、話は変わり今年の夏、私たち佐賀県は暑い夏でした。
2007青春佐賀総体があり、高校生の熱い戦いがくり広げましたが。あさがおレオクラブも基山、鳥栖会場からでたアルミ缶を回収させて頂きました。
基山町総合体育館までリヤカーを引き取りに行き、アルミ缶潰しを毎日しました。そして佐賀北高校の甲子園での活躍です。優勝戦の日、私たちは熊本県で九州地区の児童福祉施設球技大会があり、男子軟式野球の部に洗心寮が出場しました。

そこでも熱戦になり九州3位と言う結果をのこせました。私は男子はすごいと思いました。午前中アルミ缶潰しをし、マメができた手で昼からは野球の練習をして、そして夕方練習で疲れた体にムチをうち総合体育館までリヤカーを引く姿、練習試合があった日もしている姿にあさがおレオクラブで会長をして良かった、最上級生の私としてはただ頭をさげる思いでした。

   たくさん集めたアルミ缶、若竹の隣のバレーコートにテントを張り潰す作業をしました。
アルミ缶潰し機はボーイスカウト基山第1団様より2台お借りし連合佐賀東部様より頂いた潰し機3台でまず厚さ1センチまでにし、そこから2ミリくらいまでハンマーでペッシャンコにしてダンボールに詰めていきます。
それを通りすがりに見ていた大松建設の方がなんと百人力の重機を持ってきてもらい潰してもらった事800キロへの励み、活力源にもなりました。

   そして待ちに待った目標の800キロ達成10月15日に環公害防止連絡協議会より届いた報告は、送った箱は57個総合計は1230キロ着払い料を引かれ805キロドラム缶9本分に相当する報告をうけ、皆で万歳して喜びました。

   そしてこの2ケ月間話し合いに話し合いを重ね地元の老人施設「寿楽園さん」、グループホームクオーレ基山、社会福祉協議会等どこにあげたらいいのだろうか。

インターネットで調べているとカンポジャで地雷を踏んで車椅子を必要としている人が多いことも勉強しましたが、地元の方、私たちの知っている人が必要としていないだろうかと探しているとお友達のおじいちやんが車椅子を使っている話を聞き今回は藤田繁夫様に寄贈する運びとなりました。
まだまだ話つくせないところがありますが今日おいで頂きました皆様、地域の皆様の協力のおかげがあり車椅子への交換が出来たのだと思っております。

   何より一番は10周年の記念卓話をお願いしました因通寺の白ひげのごいんげさん今年1月30日お浄土に帰られましたが記念卓話の中で「命の大切さ、人を思いやる心を身に着ける事」をお話して頂きましたがそれに報いるこの場でこうして報告、式が出来たこと嬉しく思います。

   私たちは、今後もあさがおの名のように夏の朝、清々しく咲いてくれる朝顔の花のように奉仕活動を続けて行きたいと思います。先輩達が残してくれた奉仕の心と言う足跡をこの先も後輩たちへ受け継いで行きたいと思います。

   わたくし事ですが来春、高校の卒業を迎えるにあたり念願の保育士を目指す学校への進学が決まりました、私が巣立ち、飛び立とうとしている今、今日こうしてすばらしい式典が出来ました。このことをここで発表できたこと今の私の心の中には確かに一つのかわいらしい花が咲きました。

   まだ、まだあさがおレオクラブは実をつけたばり、これから、15年、20年後の後輩たちに花を咲かせれるように会員一同頑張って行ってもらいたいと思います。これから基山町小森町長さんから夏に頂いた色紙の言葉「不動心」を合言葉に今後のあさがおレオクラブの生活に残りわずかですが生かしていきたいと思つております。

   最後になりましたが、このような式典が開催できたのは影に目なたにご支援頂きました本日ご参加頂きました皆様に感謝申し上げます。あさがおレオクラブ会員一同起立、「ありがとうございました」。一同礼 着席

これからも皆様のご指導とご支援、ご協力をお願い申し上げ、「これからもっともっとWe Sarve我々は奉仕する」をモットーに頑張ります。

これであさがおレオクラブアルミ缶を集め車椅子に変える歩みを終わらせて頂きます。

ご清聴ありがとうございました。
あさがおレオクラブ第11代会長
越路 友貴子
 
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プルタブ・アルミ缶回収運動で車椅子を!
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「プルタブ・アルミ缶回収運動」で
 車椅子を!
この運動は「公害を生み出さない人づくり」と「空き缶散乱公害をなくす」ことを目指しています。
ものを大切にすることを通て、資源を保護し、人にやさしく、身の回りの環境を住みやすいものにしようとするものであります。

小さな子供さんからお年寄りまで「誰もが参加できる運動」であり、公害を防ぎ街をきれいにし、地球上のゴミ問題や福祉・環境問題を解決する大きな手がかりともなります。
人々のきずなを強め、平和の大切さを考える糸口ともなります。
この運動は一人一人の小さな協力の積み上げによって大きな成果が得られます。
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